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『ナンバーワン』より『オンリーワン』
AKIKO それにしても KAZUさんってファッションとか、あまりダンサーっぽくないですよね?
KAZU
「うん、俺はね、自分の中でダンサーって認識がないの。髪の毛をドレッドにしたり、ほら、今日のファッションもあんまダンサーっぽくないでしょ?例えばこれから踊りをやろうと思ってるコが俺を見て『吉田さんみたいになりたい』って言ってくれたらそれはそれで嬉しいけど、別に俺はそれを求めてるわけじゃないもん。俺はもう俺でしかないから、こんな人他にいないし」
AKIKO
まぁ、 KAZUさんが5人ぐらい居ても困るしね。(笑)
KAZU
「アハハハ! だよなぁ。だから俺、良く生徒に言うんだよ。とりあえず色んな先生のレッスンに出て、その人になりきってコピーしまくれって。でも、ひとりの先生だけに付くとホントにその人のコピーになっちゃうから、例えば同じジャンルでも沢山の先生のレッスンを受けたりとか、ハウスが上手くなりたくてもヒップホップやったり、ジャズやったりと他のジャンルのレッスンも受ける。『ハウスでナンバーワンの俺』で満足しないで『オンリーワンのダンサーだね』って言われるように、そこを目指した方がいいよ。ナンバーワンなんていずれ抜かされるんだから。でもさぁ、最近悩みがあるんだよねぇ」  
AKIKO
悩み?
KAZU
「ほら、踊りを一体いくつまで出来るんだろうって。しかもお金を儲けていかなきゃいけない訳じゃない。名前が売れてる人ならそれなりに仕事がくるんだろうけど、そうでないダンサーって他にもいるじゃない? その人達が『こんな事やってる場合じゃないなぁ』って、今までやってきた踊りを捨てちゃうっていうのは、しょうがないとは思うんだけどやっぱ悲しいよね。そこでヤメちゃうんじゃなく、できれば違う形で踊りの仕事が広がればいいと思うんだよ。だからさっき話したダンスパックがまさにそれなんだけど、ダンスやりたいコ達にダンス専門のパックツアーみたいなのを提供する会社を作れたらなぁって。俺自身もこの世界に携われるし、自分でレッスンする事も出来るしね」
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