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ダンスの道に進む事を反対しなかった両親にはスゲー感謝してるよ。
AKIKO ちっちゃい頃ってどんな少年だったの?
PINO
「野球少年。」
AKIKO
そうなんだ〜、意外だね。
PINO
「中学までけっこう真面目にやってて、本気でジャイアンツ入ろうと思ってたからね(笑)。」
AKIKO
ドラフト1位で(笑)。  
PINO
「ハッハッハ。もちろん」  
AKIKO
そんな野球少年がどうしてダンスの道へ?  
PINO
「中3の最後の大きな大会が終わった頃かな。ちょっと暇になったんだよね。本気で野球で行こうって考えてるやつらはその後も後輩と一緒に練習とかしてたけど、そん時に俺はもう悪いほうへ行っちゃって(笑)」  
AKIKO
ハハハハ。ヤンキーだったんだぁ  
PINO
「いやいや、遊びのほう。当時はまだクラブじゃなくてディスコだったんだけど、そこに通いまくってて。で、可愛がってもらってた先輩にダンスを教えてもらったんだよ。当時の言い方をするとブラックダンス(笑)。俺も『うぉー、カッコいい!』なんて見よう見まねでやっててさ。で、ちょうどその頃、ZOOの『ケアレスダンス』っていうステップレクチャービデオが発売されて。有無を言わずに買ってからはもうダンスに没頭する日々。で、高校へ行ったら行ったで今度は、違う中学からダンスやってたやつとか集まるじゃない?そこで出会ったリョウジ※1と《DIG》っていうチームを結成したんだよ」
AKIKO
あ、2人とも愛知県出身だったっけ?
PINO
「そうそう。しかも、隣の高校」
AKIKO
ちゃんとお家には帰ってた?  
PINO
「ううん、あんまり帰ってない(笑)。ダンサーが集まるストリート的な場所があってさ。名古屋のTV塔ってトコの下なんだけど、そこでラジカセ流しっぱで踊りの練習したりしてた。夜はそのままクラブへ行って、朝方またTV塔の下に戻ってベンチで寝て。で、そのまま学校へ行くって感じ」  
AKIKO
その頃からすでに将来はダンスで食べていこうと思ってた?  
PINO 「いや、その頃は全然。でも、今思えばアレが俺の転機だなって思う出来事がその後にあってさ。出来事っていうのは少し大袈裟だけど、初めて《ミニストリート》を観に行った時に、それこそさっきのショウの話じゃないけど、彼らの踊りに鳥肌が立つぐらいのすごい衝撃を受けたんだよ。俺の中のダンスに対する意識みたいなのはそん時、確実に変わったね。本格的にダンスに取り組むようになったのもそれからだし」  
AKIKO 踊りのほうにも影響は受けた?  
PINO 「うん。ただ、全部を真似をするんじゃなくて、俺が受けたイメージみたいなのを自分なりにアレンジしてって感じ。でもそれは周りにも伝わってたみたいで、クラブでも上の人達に少しずつだけど認められるようになったんだよ。で、たまたまケンジ※2に誘われて《ピノキオ》っていうチームを結成して《ディライト》に出たんだ。したら、そこそこ良い結果を残せてさ。名古屋でちょっと認められるようになったんだよ。大阪での評判も結構良かったしね」  
AKIKO 当然、色々苦労した事もあったと思うけど、話を聞いてる限りじゃ割と順調にここまできたって感じだね  
PINO 「そうだね、自分でもそう思う。やっぱり昔から仲間との交流があったからここまでスムーズにこれたんだろうね。周りにはホント恵まれてるなぁって思う」
AKIKO 御両親はどうだったの? ダンスで東京へ行く事に反対とかされなかった?
PINO 「ないない。ホント両親には感謝してます。かぁちゃんは『アンタいつまでやってんの?』なんていうけど、『まぁ気が済むまで』なんて言うと『ホントにもう』って言いながらも、それ以上は言わない。分かってくれてるんだよね。両親がそういうスタンスでいてくれなかったら俺はここまでやれてなかったと思うもん。あと2番目、弟が頑張ってくれてるから。そういう意味は弟にもホント感謝してる。後は頼んだぞって(笑)」
AKIKO ハハハハ。でも、今こうやってプロダンサーとして活躍してるPINO君を見てお母さんも喜んでらっしゃるでしょう?  
PINO 「どうだろうね? そうだといいけど」  
※1)RYOJI
名古屋出身、'97〜「B-LAND」ダンス&ヴォーカルUNITのリーダーを務めた
 
※2)KENJI
名古屋を代表するハウスチーム「PINOCCHIO」のメンバー
 

 

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